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北海道東部 視察レポート

先週、8月20日~22日で北海道の帯広・釧路を中心とした道東を視察する機会がありましたので、今回はその様子をレポートしたいと思います。

六花亭(帯広本店)

まず最初に訪れたのは、北海道の超メジャーお菓子屋「六花亭」のお店です。パッと見た感じは美術館のような佇まいですが、中はしっかりとお菓子屋さんで、特に社員さんの教育には力を入れているらしく、小まめに声をかけるなど、お客様を待たせない工夫をされているのが印象的でした。

美術館のような外観
しっかり教育された親切な店員さん
奥のイートインスペース。普段は無料でコーヒーが飲めるらしい。

GRカンパニー(帯広市)

次に、GRカンパニーという、鹿の角を加工・販売している工房を訪ねました。シャンデリアが主な製品であり、9割以上が本州のお客様で、年間40~50個を販売しているとのことでした。

山の中にある工房。おしゃれなカントリー調の建物。
社長の森井さん。主な製品は写真にあるような角のシャンデリア。至る所に乾燥中の頭蓋骨が・・・
ハンターから仕入れた鹿の角。すごい数です。

前田農産( 中川郡本別町 )

本別町にある前田農産さんという、大規模農家を訪ねました。120ヘクタールの農場を所有し、ポリシーは効率よりも消費者を意識した作物・製品を作っておられるとのことでした。

社長の前田さん。農業にかける情熱がすごく、話もとても面白かったです。
穀物を乾燥させる機械。冬季にはポップコーン用のとうもろこしなどを商品化して、稼働率を上げる工夫をしているそうです。
巨大なトラクター。勝手に肥料をまいたり、GPSで自動運転したり、かなりIT化が進んでいる印象でした。

ますや(パン屋・帯広市)

前述の前田農産さんを含め、北海道産小麦100%にこだわるパン屋「ますや」さんを訪ねました。

社長の杉山さん。終始、十勝愛を語られ、地元に根差したすばらしい会社を作っておられました。
麦音(むぎおと)という名の、ますやさんの店舗。日本一大きな敷地で、平日の昼間だというのに多くの家族連れがくつろいでおられました。
ランチを兼ねて、ピザの製作体験をさせていただきました。子供でも簡単にできる工夫がされていて感心しました。

キラコタン岬(阿寒郡鶴居村)

有名な釧路湿原をガイドさんに案内していただきながら、トレッキングを行いました。

ガイドの板まなみさん。知り合いのお母さまで、50歳を過ぎてからガイド免許を取得されたバイタリティの塊りです。
湿地は、深いところにはまり込むと脱出が困難でとても危険らしいです。必ずガイドさんをお願いしましょう。
本州では絶対に見れない風景。どこまでも続く湿原は一見の価値ありです。冬の湿原も素敵らしいです。

その他(カヌー体験、釧路湿原美術館)

釧路川をカヌーで下る体験もさせていただきました。
野生の鹿を見かけました。
幸運なことに丹頂ヅルにも出会いました。わかりにくいですが、右上に子供のツルがいます。
帰りの飛行機までの時間に、釧路湿原美術館にも行ってみました。
全て、佐々木栄松という方の作品を展示されておりました。釧路湿原の風景や、釣りが好きらしく魚の絵を多く描かれていました。

最後に(感想)

北海道には何度も訪れていましたが、道東は初めてだったので、とてもいい経験になりました。どこに移動するにも1時間、2時間はあたりまえというスケール感で、 人もとてもあたたかく、 また来たいと思わせる不思議な魅力がある土地でした。次は、冬の釧路湿原を見に来てみたいと思います。

移動途中で立ち寄った幸福駅。幸せな気分になりました。