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時代による変遷(F1編)

この三連休。例年通り、F1日本グランプリを観戦に行ってきました。前日まで猛威を奮った台風の影響により、予選と決勝が同一日に開催されるという異例の事態でした。結果はというと、予選ではフェラーリのベッテルがコースレコードを叩き出し、決勝ではスタートで前に出たメルセデスのボッタスがそのまま逃げ切り優勝しました。

レース模様はさておき、今回は長年鈴鹿に通っている私が感じている、F1を取り巻く環境の変化について、私がF1を見始めた30年前ぐらいと比較し、考察してみたいと思います。

テレビ放映されない

以前、F1といえばフジテレビの地上派で日曜深夜に放送されており、子供だった私は、親の目を盗んで深夜のF1中継を楽しみにしていました。

しかし、徐々に地上波からBSフジに移行し、数年前から有料のCSフジと、ネット配信のDAZNの契約者のみが中継を見ることが出来る環境になってしまいました。


http://loveferrari.blog119.fc2.com/blog-entry-1394.html?sp

T-squareのTRUTHのテーマに合わせた、オープニングCGは懐かしいですね。

日本のスポンサーが少ない

今年、ホンダエンジンがレッドブルチームに搭載され、大いに盛り上がりましたが、以前は、ホンダだけでなくトヨタが参戦したり、ヤマハがエンジン供給を行ったりしていました。

スポンサーもキャノン、パイオニア、オリンパス、ケンウッド等、多くの企業の名前を見ることができました。しかし本年度、数社はスポンサードしているみたいですが、大企業の姿は見かけなくなりました。

さらに今年、鈴鹿サーキットに設置されているスポンサー看板が真っ白状態だったのが最も印象に残りました。(意図的にそうしているのかもしれませんが・・・)

参考:https://www.zbuffer3dp.com/entry/f1-team-sponsor/

知名度の高いドライバーが少ない

私がF1を見始めた時のスタードライバーといえば、なんと言ってもアイルトン・セナでした。「音速の貴公子」と呼ばれ、3度のチャンピオンになりましたが、1994年にレース中の事故で帰らぬ人になってしまいました。


https://matome.response.jp/articles/2233

セナ亡き後、F1界をけん引したのが、ミハエル・シューマッハだったと思います。「皇帝」と呼ばれ圧倒的な強さを見せ、7度のチャンピオン、91回の優勝回数など、偉大な記録を保持しています。


octane UK

その後と言えば、フェルナンド・アロンソ、セバスチャン・ベッテル、ルイス・ハミルトンなど、素晴らしいドライバーはたくさん存在しますが、テレビ放映が無くなったせいか、どことなく地味な存在として、知名度はイマイチな感じがします。

その他、タバコスポンサーがいない、鈴鹿の観客動員が少ないなど様々な変化がありますが、F1における環境の変化に日本全体がついて行けなくなっているようなきがしており、近い将来、日本でのグランプリ開催がカレンダーから消えてしまう日が来てしまうのではないかと危惧しております。